北欧家具が好き
北欧家具の職人である私の話を聞くだけで、北欧家具を好きでなかった人も興味を持ち始めるでしょうし、好きだった人はもっと好きになる事は間違いないでしょうし、職人の話は専門的すぎて難しいと思われるかもしれませんが、まったくもってそんな事はありませんし、むしろ純粋に北欧家具が好きだと言っている方に見て欲しいものです。
スカンジナビアと呼ばれる北欧の地域があるのですが、その生活スタイルに興味を持ちだしデザインも人気を集めている事をご存知の方もいると思いますが、この国はあらゆる面で水準が高く生活がしやすいと言うのが特徴的でして、子供を育てるのに最も適しているとまで言われており、北ヨーロッパの地域は必ずと言ってよいほど、住みたい国の上位に名前が上がるほどでして、それだけ住みやすい環境となっているのです。
その理由として公共福祉が充実していることが大いと言われており、さらにはボルボやサーブなどの有名な世界屈指の企業が存在しているのですが、その中でも伝統技術が粗末にされているのかと言えば「NO」でして、北欧家具だけにとどまらず、ガラス産業や陶芸に関しても世界と十分に戦える技術を持っており、それらと共存しています。
日本も一昔前までは存在感があったのですが、残念なことに縮小しているわけでして、その要因は色々とありますが、中小企業が衰退している事が最大の原因なのです。
良い悪いは別の話として、日本の人口に比べて10分の1程度のスウェーデンが世界と渡り合えているのか疑問に思うポイントなのですが、留学していた当時、私が思ったのは伝統技術である北欧家具にその鍵が隠されているように思いました。
北欧家具専門の製作学校
それでは、この後に少し北欧家具専門の製作学校を紹介していこうと思うのですが、実際に私が通っていたスクールでもありますので、現状をありのままに伝えていきます。
その北欧家具製作の学校と言うのは、単なる技術を学びに行くと言う場所ではなく、これらの学校には芸術家として将来的に自立が出来るまでに育て、高水準の知識と技術を学ぶことのできる環境を整えており、日本と比べてみると技術を教えるだけのカリキュラムを組んでいるだけ、自分がどのように独立して技術を活かすのかを教える事はなく、経済についても少しは教えても良いのかもしれませんが、それを出来る指導者も少ないのが現状なので実現するのは難しいかもしれませんが、スウェーデンは国民1人1人の意識的なレベルが明らかに違っていることに驚かされ、この確立した職業教育の仕組みを日本も取り入れた方が将来の為にも良いですし、これこそが北欧家具を通して私が一番伝えたい事でもあり、知っていただきたいポイントでもあります。
北欧家具職人の資格というものは、就職するのに有利なものではありませんし、それを履歴書に書いたところで評価される事はありませんし、筆記試験だけで取得できるような簡単なものではありませんので、これから北欧家具の職人として働きたいと思っている人は一生の仕事とするくらいの覚悟を持って目標に向かって進んでください。